2020/08/31 09:00


私のオートマタは、仕掛けが組みこまれる下段とフィギュア(人形など)が乗る上段とに分けられます。
仕掛けは矩形のフレームに、フィギュアは、そのフレームの天板に組み付けられます。
下段の仕掛けとフィギュアを木柱、針金、糸、などで繋いで動かします。

いつも思うのですが、仕掛けの部分は舞台の奈落のように、天板は舞台のように私には見えます。
そして、演じますのは、天板のフィギュアたちです。
役者に目がゆくように、フィギュアなどには着色したりしますが、フレームや仕掛けは木肌にしています。



画像は <134e かくれんぼ>電動です。
サイズ、約 W/300mm. D/345mm. H/430mm
■不気味な時代、廃業したバーのカウンターで貧乏神と死神がかくれんぼをしています。

動き→バーカウンターを挟んで二体の骸骨がいます。片方がしゃがみ込んでカウンターに身を隠すと、
もう一方が立ち上がって相手を探します。その動きは間欠運動です。


話は変わります。ずいぶん前ですが、私は黒澤明の「影武者」のオーディションを受けようとしたことがありました。
出演者はプロもシロウトもすべてオーディションするという新聞広告を見たからです。
エキストラの一兵士でいいですから(当たり前だ!)、黒澤明の仕事ぶりをこの目で見たかった。
私は黒澤映画のファンです、今でも。

いろいろあって、結局、オーディションは受けなかったのですが(ナーンヤ!)・・・・・・・

私はもうオジサンですから、自分で演劇や映画の勉強はシンドイですが、オートマタにその思いを託す事は出来ます。
脚本、監督、配役、俳優、衣装、美術、スポンサー?、すべて自分です。

■フレームを組むときに、後で手が入りにくいところは、あらかじめ仕上げておきます。
フレームが組みあがったらフレーム外面を仕上げます。